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モルモットの皮下点滴の方法

モルモットの皮下点滴の方法についてご説明します。

モルモットは胃腸の調子が悪いときや術後にご飯を食べなくなったときなどに皮下点滴をすることがあります。

できれば、点滴は1日2回した方がいいので、ご自宅で点滴できると良いです。

点滴の量は体重や状態によって異なるので、獣医師に相談が必要です。

今回は、テンちゃんがモデルになってくれて写真付きで解説します。

必要なものは、輸液剤と注射針とシリンジと翼状針です。

 

①輸液剤を電子レンジで人肌になるまで温めます。600Wのレンジだと100mlあたり10秒が目安です。熱すぎると火傷の原因になります。

輸液剤は、酢酸リンゲル液を使う病院もありますが、皮下に入れると痛いので、私は乳酸リンゲル液を使ってます。

 

②注射針とシリンジを開封してセットします。

 

③輸液剤に針を刺して必要な分を吸引します。

 

④シリンジから注射針を外し翼状針を接続します。

⑤翼状針の中の空気を出したいので、シリンジの押し子をゆっくり押します。針の先から液が出てくるまでです。

⑥モルモットがあまり動けないくらいの小さめの箱にモルを入れます。

⑦翼状針のキャップをとって利き手でつまみます。針の穴は上を向くように持ちます。

⑧利き手ではない手で、モルの皮膚をつかみ、モルの肩のあたりか大腿部に針を刺します。

⑨押し子を押して、液を入れます。

⑩液を入れ終わったら、針を抜きます。

刺した部分から液が漏れることがあるので、コットンかティッシュで押さえます。

 

これで皮下点滴終了です。

万が一モルが体調崩したときのために習得しておくと万全です。